最近、外に出ると、「あ、空気がおいしい!」と感じます。
これってきっと、フィトンチットの味なんですよ!
新緑の季節を迎えた十勝の森は、木々の青葉が繁って明るい緑がとてもきれい!
5月の中旬ごろから始まった新緑。
カラマツ、シラカバなどから芽吹きはじめて、今ようやく広葉樹の葉が出揃いました!
今日は皆さんに、十勝の代表的な樹木の若葉をご紹介したいと思います。
まずは、ハルニレ。
この木はもう、十勝の代表的な木ですね。
山にも平地にもよく生えている木です。
大きくなると枝を四方に広げて、「この木何の木・・・」みたいな形になることが多いので、草原に一本で立っていたりすると素敵です。
十勝の豊頃町というところには、有名なハルニレの木があって、写真集などでも有名ですよ。
けれど、ウチではなぜかあまり好かれていないのです。
ハルニレという木は、実は少し湿り気のあるところに生える木なので、この木がたくさん生えているところは地下水脈が浅くて、よく水のでるところ。
家を建てたり、畑にしたりするには向かないところなんですね。
そんなこととはつゆ知らず、ウチはハルニレの木の真ん中に家を建ててしまい・・・(笑)。
春先など、家の周りが雪解け水でドロドロになって、ベル隊長をだっこして家に入れたりします。
一本の木でも、その特徴を知っていれば、いろいろ役に立つことはありますね。
そして次は、カシワ。
和菓子の「柏餅」の葉っぱの木ですね!
この木もまた、十勝を代表する木と言っていいでしょう。
十勝平野は、開拓民が入る前は、カシワの木の大樹林帯だったといいます。
それくらい、十勝の気候に合っているのがこのカシワの木です。
ですから、十勝の地名や学校名にはカシワを表すものがたくさんあります。
柏林台、帯広柏葉高校などなど・・・。
ペンションとかレストランにも、「オークリーフ」などの名前がよくありますね。
このカシワの木が生えているところは、ハルニレと違って、水はけが良くて水脈の深い、家を建てたりするのによい場所ですよ。
そして、このカシワの木は、とても大きくなります。
ウチのすぐ近くの畑の脇にも大きなカシワの木があって、分厚い葉っぱを吹きすぎる風の音を聞くのが大好きでした。
でもこの写真のカシワの木・・・。
なんと、写真を撮った翌日に伐られてしまいました!
畑仕事のジャマになっていたのでしょうか・・・。
とても残念でした。
写真だけでも撮っておいて良かった!
そして、次はタモの木です。
上がアオダモ、下がヤチダモです。
アオダモの木は、野球のバットの材料として有名ですね!
よくプロ野球選手が北海道などの山に植林したりしています。
ヤチダモのほうは、残念ながらバットの材料には向かないみたいです。
ウチの山には、どちらもありますが、8割はヤチダモの木。
「ヤチ」というのは、こちらの言葉で「谷あいの湿地」みたいな意味なので、ヤチダモの木が多いということは、やはりウチは湿り気の多い土地なのでしょう。
どちらのタモの木も、幹がとてもきれい。
すっとまっすぐに伸びていって、葉っぱの形もきれいなので、私はどちらも好きな木です。
次にご紹介するのは、ホオの木。
飛騨高山などの郷土料理、「朴葉味噌」(ほおばみそ)をご存知ですか?
これは、ホオの木の葉っぱ(多分秋になって、固くなった葉)の上にお味噌をのせて、きのこや山菜などと一緒に焼いたお料理です。
ご飯のおかずなどに良さそうですね!
こんなお料理に使うだけあって、ホオの木の葉っぱはとても大きくて立派!
今はまだ大きくなりきっていませんが、40~50センチくらいの大きさになります。
葉っぱにはなんとも言えないよい香りがあって、木の幹もすべすべしていてとてもきれい。
大きくなると、白い花が咲いて、こちらもまた芳香がするそうですが、残念ながらウチにあるホオの木はまだ小さいのか花は咲きません。
秋になって茶色くなった大きな木の葉が道に落ちて積もるのもまた素敵です。
十勝では、ウチのような山間部でしか見かけない木です。

そして最後は、センの木(ハリギリ)です。
よく見ると、枝に鋭い針のような突起があるでしょう?
これが「ハリギリ」の名前の由来です。
幼木のうちは幹にも針があって、山歩きなどのときに引っかかると大変ですが、大木になると、ふとい幹には針はなくなりますよ。
天狗の団扇みたいな葉っぱの形がきれいですね!
針のついた幹も、白いまだらがついた色合いはとてもきれい。
秋になって、黄色くかたくなった葉っぱが落ちてくるとカサリと大きな音をたてて、情緒があります。
こうして見ると、いろんな木があって、それぞれに特徴がありますね。
ウチはもともとカラマツの伐採跡地だったのですが、今では自然と生えてきた木々がだんだん大きくなって、その姿を見ているだけで楽しいです。
私たちが生まれる前から生えていた木、そして、私たちが死んでからも多分生きつづける木・・・。
大きな木を見ていると「癒される」と感じるのは、フィトンチットの効果はもちろん、そんな長い命に見つめられて心が安らぐからかも知れませんね!
という訳で、今日のポストカードは、「ハルニレの木の若葉」です!
キライといいつつ、やはり若葉はきれいです。しかも、ハルニレという名前の響きがいいですね!
予告!次回は、「初夏!十勝の田園風景!」を、お送りする予定です。
6月になって、畑の風景も色鮮やかになってきました。またまたベル隊長を拝み倒して、いろんな写真を撮ってきましたよ!どうぞお楽しみに!
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