樹木

2009年8月14日 (金)

夏にイキナリ??クリスマス・カラー!

Christmas_color1

 こんなクリスマス・カラーを見ると、「え、十勝はもう秋なの??」なんて思ったでしょう??

 いえいえ、まだ夏ですよ、一応ね(笑)。

 これはエゾヤマザクラの葉っぱ。

 例年、8月中旬には紅葉がはじまります。

Christmas_color2

 ほら、先っぽの葉っぱからこんなに真っ赤に・・・。

 サクラの仲間はほんとに紅葉が早い!

 夏の終わりには赤く染まって、秋の始めにはすっかり葉が落ちてしまうものもあります。

 まだ小さい木なので、なおさら紅葉が早いんですよ。

 木は大きくなればなるほど、紅葉の始まる時期は遅くなります。

Ezoniwatoko1

 緑の葉っぱに赤い実。

 エゾニワトコです。

 青い空をバックに見ると、まぁちょっとは夏らしいでしょう??

 こちらも例年8月に赤く熟した実をつけます。

 このエゾニワトコが実をつけているのを見ると、夏ももうすぐ終わりだなぁと感じます。

Ezoniwatoko2

 ほら、こんな風に写真に撮ると、「まるで秋冬!!」の風景でしょう??

 クリスマスに飾るセイヨウヒイラギや、、日本のお正月に欠かせない南天も、緑の葉っぱに赤い実。

 この色合いは、なぜか洋の東西を問わず愛されていますよね。

 よく赤い石には魔除けの効果があるといいますから、赤い実にもそんないわれがあるのかも。

 ニワトコは「庭常」とも、「接骨木」とも。

 薬用に使われることもあったようですが、やっぱりこの緑と赤のクリスマス・カラーが愛されて、「庭に一本欲しい木」になったのではないでしょうか??

Jingle_bell

 読んでくれてありがとう。

 次回は、「樹液パブの怖~いお客さん??」を、お送りする予定です。

 ※皆さんよい週末、よいお盆休みを!また来週お会いしましょう!

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2009年7月14日 (火)

ミステリアスな、夏の森!

Natsunomori3

  鬱蒼としげった夏の森は、なんとなくミステリアス。

  真昼でもうす暗い道を歩いていると、何が出てくるかわからないような怖さがあります。

  実際、気を付けていないと、うっかりヘビさんを踏みつけそうになったり。

  十勝には幸いなことにマムシなどの毒ヘビはいないのですけれど。

  そんな夏の森…ふと気づくと、どこからともなく良い香りが漂ってくることがあります。

  たぶん何かの花が咲いているんですよ。

  香りに惹かれて歩いて行くと、咲いていたのはミズキの花。

Mizuki   まるでテーブルのように広がった枝に白い花が「これでもかっ!」というくらい咲いていて、香水のような良い香りを振り撒いているんです。

  このミズキの花に出会うと、ヘビさんを怖がっていたことなどすっかり忘れてしまいますね。

  ミズキは「水木」。

 なんだか曜日の名前みたいですよね。

 皆さんは「花水木」のほうがよくご存知かも。

  「花水木」はアメリカからやってきた木。

  子供の頃住んでいた千葉の実家の近くの自然公園にたくさんありました。

  北海道には自生しない「ヤマボウシ」も同じ仲間の「ミズキ科」なんですよ。

Kokuwa1   そして、このちょっぴりグロテスクな花は何だと思います?

  コクワの花なんです。

 コクワ…サルナシとも言いますね。

 つる性の樹木です。
 
  こちらは雄花

  おしべの先が黒…というのが何とも不気味でミステリアスな感じでしょう?

Kokuwa2   我が家の敷地内には雄花なら山ほど咲いています(笑)。

 雌花は…ちょっぴり遠くで撮って来ました。

  雄花よりはグロテスクさが弱いかな??

  秋にはキウィフルーツの赤ちゃんみたいな実がなるんですよ!

 もちろん雌花の咲いている木にね。

 ベル隊長の大好物です。

Tsuruajisai   こちらはツルアジサイ。

  ウチの近くのカラマツ林の中に、一本だけ幹の白い木があるんです。

  ああ、ツルアジサイが咲いたんだな、とわかるのですが、その林は牧草畑をはさんだ向こうがわ。

  夏の牧草畑は草丈が1メートルくらいになりますからね。

  とても歩いては行けません。

  一番草が刈られるのを今か今かと待っていました。

  少し盛りは過ぎちゃったかな?

  でも大きくて立派な花。

  背後の暗い森にひときわ白さが浮きあがって見えました。

Yamaurushi   そしてこれは?

  ヤマウルシの実ですよ。

  まだちょっと未成熟。

  とてもきれいとは言いがたいのですが、なんとなく存在感があります。

  触ればひどくかぶれる人もいるヤマウルシ。

  何を隠そう私もひどいヤマウルシアレルギー持ちです。

  このヤマウルシがまた、ウチの山にはあっちにも、こっちにも。(笑)

  触ってもいないのにひどくかぶれて寝込んだこともある私ですが、なんだか最近あまりかぶれなくなってきました。

  この山にもう6年も住んでいますから、体が慣れてきたんですね。

  秋にはこの実が冬までずっと枝に残って、ステキな天然のドライフラワーになりますよ。

Hozakishimotsuke   最後にご紹介するのは、ホザキシモツケ。

  とても可愛らしいピンクの花。膝くらいの小さな背丈だけれど、れっきとした木なんですよ。

  これは深い森の花ではなくて、日当たりのよい沢すじなどに咲いています。

  フワーっとした花の感じがとってもステキな花でしょう?

  「穂」のように咲く変わったシモツケ。

  暗い森から出てきて、こんな花に出会えたら、ちょっぴりホッとしますよね!

Natsunomori2   十勝の夏の暗い森。

  この時期に鳴くセミがいないので、森の中はとても静か。

  時々するどい笛のようなキビタキの声が響いてくる以外は、小鳥のさえずりもまばらです。

  今の時期は、さすがに晴れると暑くなる十勝。

  ギラギラの日なたから森の中に入ると、まるで天然のクーラー。

  マイナスイオンもタップリの夏の森は、実はとっても快適な空間なんですよ!

  蚊やブヨがいなければ・・・もう最高なんですけれどね(笑)。

Hebi_bell

  という訳で、今日のポストカードは、「コクワの花(雄花)」です。

Kokuwa_postcard

  今日も、読んでくれてありがとう!!

  予告!次回は、「ミヤマクワガタの夏が来た!」を、お送りする予定です。

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2009年6月 2日 (火)

十勝は青葉の季節です!

Aoba1   最近、外に出ると、「あ、空気がおいしい!」と感じます。

 これってきっと、フィトンチットの味なんですよ!

 新緑の季節を迎えた十勝の森は、木々の青葉が繁って明るい緑がとてもきれい!

 5月の中旬ごろから始まった新緑。

 カラマツ、シラカバなどから芽吹きはじめて、今ようやく広葉樹の葉が出揃いました!

 今日は皆さんに、十勝の代表的な樹木の若葉をご紹介したいと思います。

Harunire1  まずは、ハルニレ

 この木はもう、十勝の代表的な木ですね。

 山にも平地にもよく生えている木です。

 大きくなると枝を四方に広げて、「この木何の木・・・」みたいな形になることが多いので、草原に一本で立っていたりすると素敵です。

 十勝の豊頃町というところには、有名なハルニレの木があって、写真集などでも有名ですよ。

 けれど、ウチではなぜかあまり好かれていないのです。

 ハルニレという木は、実は少し湿り気のあるところに生える木なので、この木がたくさん生えているところは地下水脈が浅くて、よく水のでるところ。

 家を建てたり、畑にしたりするには向かないところなんですね。

 そんなこととはつゆ知らず、ウチはハルニレの木の真ん中に家を建ててしまい・・・(笑)。

 春先など、家の周りが雪解け水でドロドロになって、ベル隊長をだっこして家に入れたりします。

 一本の木でも、その特徴を知っていれば、いろいろ役に立つことはありますね。

Kasiwa1  そして次は、カシワ

 和菓子の「柏餅」の葉っぱの木ですね!

 この木もまた、十勝を代表する木と言っていいでしょう。

 十勝平野は、開拓民が入る前は、カシワの木の大樹林帯だったといいます。

 それくらい、十勝の気候に合っているのがこのカシワの木です。

 ですから、十勝の地名や学校名にはカシワを表すものがたくさんあります。

 柏林台、帯広柏葉高校などなど・・・。

 ペンションとかレストランにも、「オークリーフ」などの名前がよくありますね。

Kasiwa3  このカシワの木が生えているところは、ハルニレと違って、水はけが良くて水脈の深い、家を建てたりするのによい場所ですよ。

 そして、このカシワの木は、とても大きくなります。

 ウチのすぐ近くの畑の脇にも大きなカシワの木があって、分厚い葉っぱを吹きすぎる風の音を聞くのが大好きでした。

 でもこの写真のカシワの木・・・。

 なんと、写真を撮った翌日に伐られてしまいました!

 畑仕事のジャマになっていたのでしょうか・・・。

 とても残念でした。

 写真だけでも撮っておいて良かった!

Aodamo1 Yachidamo1

 そして、次はタモの木です。

 上がアオダモ、下がヤチダモです。

 アオダモの木は、野球のバットの材料として有名ですね!

 よくプロ野球選手が北海道などの山に植林したりしています。

 ヤチダモのほうは、残念ながらバットの材料には向かないみたいです。

 ウチの山には、どちらもありますが、8割はヤチダモの木。

 「ヤチ」というのは、こちらの言葉で「谷あいの湿地」みたいな意味なので、ヤチダモの木が多いということは、やはりウチは湿り気の多い土地なのでしょう。

 どちらのタモの木も、幹がとてもきれい。

 すっとまっすぐに伸びていって、葉っぱの形もきれいなので、私はどちらも好きな木です。

Hoonoki1  次にご紹介するのは、ホオの木

 飛騨高山などの郷土料理、「朴葉味噌」(ほおばみそ)をご存知ですか?

 これは、ホオの木の葉っぱ(多分秋になって、固くなった葉)の上にお味噌をのせて、きのこや山菜などと一緒に焼いたお料理です。

 ご飯のおかずなどに良さそうですね!

 こんなお料理に使うだけあって、ホオの木の葉っぱはとても大きくて立派!

Hoonoki2

 今はまだ大きくなりきっていませんが、40~50センチくらいの大きさになります。

 葉っぱにはなんとも言えないよい香りがあって、木の幹もすべすべしていてとてもきれい。

  大きくなると、白い花が咲いて、こちらもまた芳香がするそうですが、残念ながらウチにあるホオの木はまだ小さいのか花は咲きません。

 秋になって茶色くなった大きな木の葉が道に落ちて積もるのもまた素敵です。
 
 十勝では、ウチのような山間部でしか見かけない木です。

Sennoki2

 そして最後は、センの木(ハリギリ)です。

 よく見ると、に鋭い針のような突起があるでしょう?

 これが「ハリギリ」の名前の由来です。

 幼木のうちは幹にも針があって、山歩きなどのときに引っかかると大変ですが、大木になると、ふとい幹には針はなくなりますよ。

 天狗の団扇みたいな葉っぱの形がきれいですね!

 針のついた幹も、白いまだらがついた色合いはとてもきれい。

Sennoki1  秋になって、黄色くかたくなった葉っぱが落ちてくるとカサリと大きな音をたてて、情緒があります。

 こうして見ると、いろんな木があって、それぞれに特徴がありますね。

 ウチはもともとカラマツの伐採跡地だったのですが、今では自然と生えてきた木々がだんだん大きくなって、その姿を見ているだけで楽しいです。

 私たちが生まれる前から生えていた木、そして、私たちが死んでからも多分生きつづける木・・・。

 大きな木を見ていると「癒される」と感じるのは、フィトンチットの効果はもちろん、そんな長い命に見つめられて心が安らぐからかも知れませんね!

Bellharunire

 という訳で、今日のポストカードは、「ハルニレの木の若葉」です!

 キライといいつつ、やはり若葉はきれいです。しかも、ハルニレという名前の響きがいいですね!

Aoba_postcard

 予告!次回は、「初夏!十勝の田園風景!」を、お送りする予定です。

 6月になって、畑の風景も色鮮やかになってきました。またまたベル隊長を拝み倒して、いろんな写真を撮ってきましたよ!どうぞお楽しみに!

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