お花畑にベル隊長・・・!
まるで、「アルプスの少女、ベルちゃん」ですねー(笑)。
それなのに、ご機嫌悪そう。
連日の写真撮影で、ベル隊長はお疲れなんですよ!(笑)。
緑の草原、一面のタンポポ、そして遠くに残雪の日高山脈!
もう最高のロケーションでの撮影会なんですけれどね。
先日は、とっても珍しい花「オオバナノエンレイソウ」をご紹介しましたけれど、今回は「タンポポ」(笑)。
そんなの、どこにだって咲いているよ!と思われた方も少なくないかもしれません。
どうして、どうして、十勝のタンポポは、とってもきれいなんですよ!
もちろん、品種がちがう訳ではありません。
全国各地、どこにでも咲いている、セイヨウタンポポです。
でも・・・どうですか!?この一面に咲くタンポポ!
「タンポポ畑」なんて言ったらホントは失礼・・・牧草畑なんですよ!
この季節は、緑の牧草畑、道端、畑のふち・・・それこそありとあらゆるところにタンポポが咲き乱れて、初夏の緑に映えてとてもきれい!
十勝に来て、私は「タンポポって、こんなにきれいな花だったのか!」と、あらためて思い知らされました。
タンポポという植物は、とっても繁殖力が強いですね。
花が終わると、白いポンポンの綿毛を作って、風に乗って遠くまで種を運べますから、勢力範囲を広げるのも早い!
しかも、寒さに強くて、やせた土地でも大丈夫・・・と来れば、向かうところ敵なしですよね!
ところが、山に住んでいて気がついたのですが、タンポポにも決定的な弱点があるんです。
それは、人の手の入ったところ(定期的に草刈りするところ)にしか生育できないということ。
道端、芝生の緑地、ゴルフ場、牧草地、田んぼのあぜ、畑のふち・・・タンポポが咲いていそうなところを思い浮かべてみてください。
みんな、人の手で管理されているところではありませんか?
深い森の中など、人の手の入らない原生の自然環境では、タンポポはまず生育できません。
日当たりのよい場所でも、ウチのようなササヤブの中には、タンポポは咲いていないのです。
もちろん、原始の森でも、人が道をつけたりすれば、その道端にはタンポポが咲くかもしれません。
でも森の奥深くまでは入っていけないハズです。
そう考えると、この時期、そこらじゅうにタンポポが咲き乱れる十勝は、いかに人工的な環境が多いかがわかりますね。
十勝では、タンポポは、実はとっても嫌われているんですよ。
芝生の緑地を管理する町役場などでは、「タンポポ抜き」のバイトを雇っているくらい(笑)。
ゴルフ場などでも、きれいな芝生を保持しようと思うとタンポポは邪魔者。
牧草畑を管理する酪農家さんにとっても、畑を管理する畑作農家さんにとっても、やっぱりタンポポは厄介者なんですね。
でも、私はこう考えます。
タンポポは、人の手の入ったところにしか育たない・・・つまり、人工的な環境を、原始の自然に帰すお手伝いをしているんですね。
アスファルトで舗装された道路でも、ちょっとしたひび割れにタンポポは育ちます。
そしてタンポポが枯れて土になり、もっと大きな植物が育つ環境が整う・・・。
こう考えると、嫌われ者のタンポポさんも、なんだかとってもいいお仕事をしてくれているような気がしませんか?
しかも、花もきれい!
葉っぱも、おひたしなどにして食べることもできるんですよ。
根っこを煎じて粉に挽けば、「タンポポコーヒー」ができるとか(私はやったことないですけどね)。
皆さんも、ぜひぜひ身近に咲くこのけなげな花を、そんな風に見てあげてください!
きっといつもよりひときわ可憐に見えるハズですよ!
という訳で、今日のポストカードはもちろん、「タンポポ畑のベル隊長」です。
今日も、読んでくれて、ありがとう!!
予告!次回は、「来ました!山菜天国!!」を、お送りする予定です。
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