1年ほど前(正確には11ヶ月前です)、ブログを始めたばかりのころ、オオアワダチソウの花に来たヒョウモンチョウの写真を撮りました。
ヒョウモンチョウ・・・オレンジの羽にヒョウのような黒い斑紋。
アゲハ蝶とキアゲハの違いくらいしか知らなかった私。
こういうヒョウ柄の蝶はみんな同じ種類だと思っていました。
そんな私は川北さんのブログ(なんとなーく昆虫撮影)を見に行って、ツマグロヒョウモンの写真を見て、「この蝶ならウチの山にもいましたよ」なんてバカなコメントをしたのでした。
ツマグロヒョウモン・・・ヒョウモンチョウの仲間ですが、本来関東にもいないはずの南方系の種。
北海道にいるはずはなかったのでした。
私が撮ったヒョウモンチョウは、ミドリヒョウモン、という北海道から九州に広く分布する蝶だと、あとから川北さん、一寸野虫さん (一寸野虫さんのHP;相模国の自然スケッチ 一寸野虫さんのブログ;一寸の虫にも五分の魂)に教えていただきました。
そんな私がヒョウモンチョウの記事を書くまでに成長するなんて・・・(笑)。
でもね、今日の写真のヒョウモンチョウ。
実は2種類の蝶が混ざっているんですよ!
ひとつは、ギンボシヒョウモン。
もうひとつは、ウラギンヒョウモン。
どこがどう違うか、皆さんおわかりですか??
まずこの、さかさになってエゾノサワアザミの花にとまっているのは、ギンボシヒョウモン。
そして次の、アカツメクサにとまっているのが、ウラギンヒョウモン。
さあ、どこが違うでしょう??(笑)
答えは今日の最後に!
この2種類の蝶、7月の始めごろからウチの近所の山では大発生で、あちらこちらで姿を見ることができました!
特に圧巻だったのは、ベル隊長と私の「憩いの場」となっているカシワの植林地。
そこは広さ2ヘクタールほどの斜面にカシワの幼木が植わっている、とても眺めのよい場所です。
ちょうど夏の下草刈りが終わった頃に行ってみると、あっちにヒラヒラ、こっちにヒラヒラ、見渡す限り、ヒョウモンチョウばかりが乱舞していました。
何百、何千といたのではないでしょうか。
ギンボシヒョウモンも、ウラギンヒョウモンも、それほどめずらしい蝶ではないのですって。
でも、これだけの数がいっせいに乱舞する光景というのは、そうめったに見られるものではないと思います。
なぜ、こんなにたくさん??
帰って蝶の本を見ていたら、この2種のヒョウモンチョウ、幼虫は、スミレの葉っぱを食べるんですって。
それでわかりました。
この場所、5月にはスミレの花がそこらじゅうに咲いていたんです!
たまたま写真を撮ってありました。
アオイスミレ・・・薄紫の花がとても可憐な花ですよね。
このアオイスミレがもう、足の踏み場もないくらいに。
もっと「群生してる」って感じの写真を撮っておけばよかったなぁ。
ほんとに「えー!!」って、びっくりするくらいの群生だったんですよ。
植林地というのは、実は山の中でも特殊な環境です。
山の中にもかかわらず、年に数回草刈をするからです。
カシワの幼木はまだ私のヒザくらいの身長。
1メートルくらいの高さに伸びる夏草をそのままにしておいたら、草に巻かれて枯れてしまいます。
それで、森林組合の方が夏に2,3回草を刈りに来るんですよ。
春の雪解けの後、草のない植林地では、小さな背丈の草にもたっぷりと日の光がそそいで・・・。
アオイスミレは背丈が8センチくらいのそれは小さな花。
でもここなら、じゅうぶんな日照が得られます。
大きな花は、夏から秋に種を落とす前に刈られてしまいますから、なかなか繁茂できません。
そんな特殊な環境で群生したアオイスミレ。
草刈の回数や時期、それにこの冬の寒さの度合いによっては、また来年も群生できるとは限りません。
もしかしたら、今年限りだったかもしれないヒョウモンチョウの乱舞。
山菜ときのこの時期以外は、訪れるひともいない山奥の植林地で、とても不思議な光景を見ることができました!
それでは、さっきの答え。
羽の裏側の銀の星・・・。
いちばん上の列の星が4つだと、ギンボシヒョウモン、5つだと、ウラギンヒョウモンなのでした!
「どーせまた、一寸野虫さんの受け売りでしょう」、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は一応自力で調べました。
かなり自身あります。
大丈夫ですよね、師匠??(笑)
ギンボシヒョウモン、羽の裏側の星の模様が光線の加減で時々キラッと輝くんです。
今回は、エゾノサワアザミ様にも大変ご協力をいただきました!
ウチの道の草刈のとき、わざわざ刈らずに残しておいたんですよ!
なぜかいろんな蝶々が集まってきて、まるでトラップです(笑)。
という訳で、今日のポストカードは、「ギンボシヒョウモンとエゾノサワアザミ」です。
おまけ。
毎回、昆虫の話題のときにご紹介しているフタモンアシナガバチさんの巣。
こんないいところに巣を作っているのを見つけました!
小麦畑のすぐ横。
広々とした小麦畑を見渡せる、南斜面の高台。
いいですね!
山の中もいいけれど、こんなところに家を建てるのも悪くないな、と思った私です。
今日も、読んでくれてありがとう!!
予告! 次回は、「『高嶺の花』のヤナギラン!」を、お送りする予定です。
皆さんは、「ヤナギラン」という花をご存知ですか??
とてもきれいな花ですよ!
どうして「高嶺の花」なのか・・・次回もお楽しみに!
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